ダム湖百選

かまふさこ ●釜房ダム ●宮城県

釜房湖

釜房湖周辺は、中間に半島を持つことで二つに分かれた奥行きの広い形状をなしており、周囲の影が四季折々に美しく映え、湖畔から見る蔵王連峰の遠望は素晴らしいの一言に尽きます。景観、自然環境に恵まれ、都市部からの交通の便も良いことから、国営公園の条件に適合しているとして、「みちのく杜の湖畔公園」として認定され、町内のみならず地域観光のシンボルとなっています。

見どころ
●ふるさと村
東北各県の特徴的な近世民家と水没した地元川崎町の民家とを移築復元し、民具など民族資料を展示し、さまざまな体験イベントが企画・開催されています。
●釜房温泉郷
釜房湖畔の温泉郷。300年の湯暦を誇る金山温泉をはじめ、温泉宿泊施設が四方に点在しています。
●青根温泉郷
伊達藩の御殿湯として開湯した温泉郷。仙台平野が一望できる湯元不忘閣は開湯以来460年の歴史をもち、御殿湯として正宗公直筆の書簡などが多数展示されています。
●笹谷街道・交流促進センター・るぽぽかわさき
山形と仙台を結ぶ唯一の交通路であった笹谷街道。街道沿いの川崎町の交流促進センターでは温泉宿泊施設やレストランが設置され、特産品等を販売しています。
ダム湖百選の認定プレート。
青根温泉の不忘閣。
ふれあい学習資料館。

イベント
●支倉常長まつり(6月)
国際交流の先覚者・支倉常長の偉業を称え平成5年から始まった新興の祭り。遺欧使節一行の再現パレードや支倉太鼓の競演などさまざまなイベントが催されます。
●レイクフェスタin釜房(7月下旬)
「森と湖に親しむ旬間」の一環として、みちのく森の湖畔公園および釜房湖で開催されるイベント。湖上遊覧や森林・木工教室などさまざまなプログラムが企画されています。
●「影を慕いて」全国歌謡コンクール(10月)
作曲家古賀政男が青春時代に親しんだ町にちなみはじめられた「影を慕いて」日本一を決める歌謡コンクール。文化活動としての評価も高く、全国から多くの参加者が集います。
年々盛大さを増す支倉常長まつり。
国営みちのく杜の湖畔公園。

アクセス

[車利用]
山形自動車道宮城川崎ICから車で約10分。

釜房ダム(かまふさ湖)諸元

目的/洪水調節、農業用水の補給、発電、上水道用水の供給、工業用水の供給
ダム位置/宮城県柴田郡川崎町大字小野字大平山10-6
河川名/名取川水系碁石川
型式/重力式コンクリートダム
総貯水量/45,300,000m3
流域面積/195.25km2
湛水面積/3.9km2
完成年/昭和45年
管理所/国土交通省東北地方整備局釜房ダム管理所
宮城県柴田郡川崎町大字小野字大平山10-6
TEL:0224-84-2171

関連ホームページ

●釜房ダム管理所
http://www.thr.mlit.go.jp/kamafusa/
●川崎町
http://www.town.kawasaki.miyagi.jp/