ダム湖百選

きたがわだむこ ●北川ダム ●大分県

北川ダム湖

大分と宮崎の県境付近に位置する北川ダム湖は、祖母傾山系の水源を集めて湖面を満たしています。
湖面では空心菜という野菜をイカダの上で栽培し、湖水の水質浄化の実験を試みたり、最近では流域の関係機関と連携し、ダム上流域の森林再生や、漁協による稚魚の放流などの環境対策が取り組まれています。
国道326号沿いで景観の良さから、唄けんか大橋、道の駅うめりあには多くの観光客が立ち寄り、過疎の町の高齢者いきがい対策として、農産物や加工品なども直売されています。

見どころ
●ととろの里(南田原轟地区)
南田原轟(ととろ)地区のバス停は、昔から大分バスが朝昼夕の一日3便が止まるバス停「ととろ」でした。人気アニメ「となりのトトロ」の影響で脚光を浴びました。
●鷹鳥屋神社
健治元年(1275年)に創始され730年の歴史を持つ由緒ある神社。鷹鳥屋山(639m)の山頂部の境内には樹齢150年以上の自然林が残存し県指定の天然記念物になっています。
●藤河内渓谷
原生林が生い茂る桑原川の渓谷。巨大な花崗岩の一枚岩が削られた奇観とおう穴群がつづき、渓谷沿いにバンガローや温泉キャンプ場などが整備されています。
ダム湖百選認定プレート
平成5年完成の唄げんか大橋
田代橋(石橋)
原生林が生い茂る藤河内渓谷
隣接する道の駅「宇目」とうめキャンプ村

イベント
●宇目の里健康マラソン(2月)
10km、20kmなどのコースに分かれて行われ、九州各地から参加者が集います。
●木浦すみつけ祭り(隔年2月)
かつて銀、錫、鉛などを産出した木浦鉱山開発の歴史とともに伝えられた銀山にまつわる珍しい祭り。生大根の切り口に鍋墨をつけて顔に付け合い魔払いと銀山繁栄を祈願します。
●椿原祭典(9月中旬)・八匹原祭典(9月下旬)
伝統芸能の楽・獅子・白熊などを奉納する祭り。360年の歴史を持つ宇目郷最古の民族芸能の千束楽は、五穀豊穣を祝って奉納され、大分県の無形文化財に指定されています。
●「宇目の唄げんか」まつり
「宇目の唄げんか」は木浦鉱山の最盛期(江戸時代初期)に10歳前後の娘たちが子守をしながら歌った子守唄合戦です。子守の仕事に対する悲しみを唄に託した大分の代表的な民謡です。
宇目の唄げんかまつり

アクセス

[鉄道利用]
JR日豊本線重岡駅から車で約20分。
[車利用]
国道326号線三重町から約20km。国道10号線宮崎県北川町熊田→国道326号線から約15km。

北川ダム(北川ダム湖)諸元

目的/洪水調整、発電
ダム位置/大分県佐伯市宇目大字南田原2369
河川名/五ヶ瀬川水系北川
型式/アーチ式コンクリートダム
総貯水量/41,000,000m3
流域面積/178km2
湛水面積/2.0km2
完成年/昭和37年
管理所/大分県芹川・北川ダム管理事務所
大分県大分市大字下判田字二本木76
TEL:097-597-6890

関連ホームページ

●大分県企業局
http://www.pref.oita.jp/70300/
index.html

●大分県
http://www.pref.oita.jp/
●九州の道の駅
http://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/michi_no_eki/index.html
●道の駅 宇目
http://www.qsr.mlit.go.jp/n-michi/michi_no_eki/kobetu/ume/ume.html