第5章 安全対策(5-2. 機能安全性の確保)

【質問一覧】

質問1.   機能の安全性については、JISC0508でいう安全要求仕様で定めるものとし…と記載がありますが、JISC0508では具体的な記載が無い為、解釈の相違や製造メーカ差が発生致します。
JISC0508の適用については、点検と同様にシステムにあった指針を定める必要があります。
質問2.   JISC0508には、フェールセーフの概念は、除外するとあり、フォールトモードが完全に定義されていることが記載されています。故障が起こった際にどれだけ耐えられるかというものになると思われますが、今回システムは、シングル部分が多く切り替えて継続することが不可能と思われますので、JISC0508については必要とするところを明確にして頂きたい。または継続して運用が必要な装置は、二重化を検討して頂きたい。
質問3.   PLC障害発生時の誤動作防止とありますが、解釈の相違や製造メーカ差が発生致します。
PLC障害時は、動作中ゲートは停止させること。また障害時は、動作させないことというように明記願います。
質問4.   機側-管理所間の伝送に、伝送速度の確保とありますが、性能要求ではないでしょうか
質問5.   5-2機能安全性の確保のうち、2項 機側-管理所間の伝送について、伝送速度を2秒1cmと記載しているのは30cm/minで運転するゲートの開度データの変化に追従するために記載したものと思われる。しかし実際には、FL-net上で、制御、監視含めて入出力処理装置と全ゲート設備が1対N通信を行っていることから、要求仕様を見直す必要があると考える。
質問6.   5-2.機能安全性の確保の表において「③伝送速度の確保(2秒1cm)」は何を意味しているのか?
質問7.   誤操作防止策の具体案を示してほしい。