ダム湖百選

ほんじょうちょすいち ●本庄ダム 
●広島県呉市

本庄貯水池

1918(大正7)年に旧呉鎮守府(ちんじゅふ)水道の貯水池として、築造されたこの施設は、長さが97m、高さが25mで、当時としては東洋一の規模を誇っていました。1999(平成11)年5月13日に、稼働している水道施設としては全国初の国の重要文化財に指定されました。 堤体表面は、花崗岩の切石が丹念に築かれ、重厚で美しい外観をなしています。 見学(土・日・祝日は不可)は、事前の予約が必要となります。

見どころ
●重要文化財
○堰堤(堰堤本体、取水塔よりなる。)
穏やかな円弧状の重力式コンクリート造りで、提体表面は、花崗岩の切石が丹念に築かれ、重厚な美しい外観をなしています。 この花崗岩は、すべてこの工事区域内での現場採取により調達されたと言われています。
○丸井戸(石造り)
堰堤より上流の二河川から直接取水した水を一時的に溜めて沈砂し、第一量水井に導く施設です。
○第一量水井(石造り)
取水塔及び丸井戸から水を集めた後に、取水場にその水を送り出す施設です。
○階段(石造り)
階段は堰堤北側の段々状の土盛りを上がるものです。
●レイクパーク本庄
呉市の水瓶の1つである本庄水源地の一部にあるピクニック広場です。園内には芝生が広がり、友好都市の鳥取県名和町から贈られた60本を含む190本の桜や、もみじ、ケヤキなどもあります。
●呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)
明治以降の日本近代化の歴史そのものである「呉の歴史」と、その近代化の礎となった造船、製鋼を始めとした各種の「科学技術」を、先人の努力や当時の生活・文化に触れながら紹介しています。
●海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)
日本で初めて、実物の巨大潜水艦を陸上展示する博物館「海上自衛隊呉史料館(愛称:てつのくじら館)」は、「潜水艦の発展と現況」や「掃海艇の戦績と活躍」などに関する歴史的な資料を通して、海上自衛隊の歴史や、呉市と海上自衛隊の歴史的な関わりについて紹介する史料館です。
ダム湖百選認定プレート
堰堤(堰堤本体、取水塔よりなる)
丸井戸(石造り)
第一量水井(石造り)
階段(石造り)
レイクパーク本庄
呉市海事歴史科学館
(大和ミュージアム)
海上自衛隊呉史料館
(てつのくじら館)

イベント
●本庄水源地一般開放(4月上旬頃)
桜の開花時期には、一般に開放しております。
 
 
 

アクセス

(バス利用)JR呉駅から熊野団地行き(平原経由は除く)市営バスで約30分「本庄」で下車。徒歩2〜3分。

本庄ダム(本庄貯水池)諸元

目的/水道用水・工業用水の供給
ダム位置/広島県呉市押込1丁目
河川名/二河川
型式/重力式 石張コンクリート造
(半径180m円弧型)
貯水容量/1,958,500m3
集水面積/28.4km2
貯水面積/283,000m3
一日最大取水量/36,000m3/日
満水周囲長/5,636m
完成/大正6年(付帯設備は大正7年)
管理所/呉市水道局本庄水源地
広島県呉市押込1-1-1
(0823) 33-0021

関連ホームページ

●呉市水道局
http://www.water-kure.jp