| 【た】 |
| 代替え操作 |
| 《 説明文 》 |
| 管理用発電や他機関発電のあるダムでは、維持流量等の下流への放流は発電放流により行っている。代替え操作は、発電設備の故障等による発電放流停止時に、発電放流に替えて低水(利水)放流設備により下流への放流を行う操作のことである。ダムコンでは、通常、発電設備の放流量や発電状態信号を監視し、発電放流停止時には自動的に低水(利水)放流設備への切替、もしくは操作員へのランプ、ブザーによる周知を行っている。 |
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| ただし書き操作 |
| 《 説明文 》 |
| ただし書き操作とは、計画規模を超える洪水時の操作のことである。操作規則には洪水調節方法が規定されているが、これは、計画規模内での方法であり、条文には“ただし、気象、水象その他の状況により特に必要があると認める場合においては、この限りではない”との記述がある。この記述が計画規模を超える洪水時のことをさしており、「ただし書き」を呼ばれる。ただし書き操作は、貯水位がただし書き操作開始水位を超え、さらに、サーチャージ水位を超えることが予想される場合に実施されるものである。また、ただし書き操作の方法については、操作細則の下位に位置づけられる「ただし書き操作要領」で規定する。 |
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| ただし書き操作放流方式 |
| 《 説明文 》 |
ダムコンによりダムから放流する場合の放流方式の一つである。計画規模を超えるただし書き操作を行う場合に適用され、以下の操作を行う。
○貯水位がただし書き操作開始水位を超えてから流入量が放流量と等しくなるまでの間は、あらかじめダムコンに登録された「ただし書き操作貯水位-ゲート開度対応表」にもとづき、現在貯水位に応じたゲート開度に操作する。
○流入量が放流量と等しくなってから流入量が計画最大放流量に等しくなるまでの間は、流入量に相当する流量を放流する定水位放流方式にもとづく放流量、ゲート開度に操作する。
また、ダムコンによる半自動操作が可能である。 |
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| ただし書き操作判断支援 |
| 《 説明文 》 |
ただし書き操作を実施するにあたっては、事前に以下の作業を行わなければならない。
○ただし書き操作への移行について、直轄ダムでは局長承認、補助ダムでは土木部長の承認を得る。
○ただし書き操作開始の1時間前に関係機関へ通知する。
○ただし書き操作開始の30分前に放流警報を吹鳴する。
上記の作業を遅れなく実施するためには、今後の貯水位がただし書き操作開始水位を超え、さらに、サーチャージ水位を超えるかの判断が必要となる。このため、ただし書き操作判断支援は、今後の流入量予測とこの予測流入量にもとづいて操作規則に定める洪水調節を行った場合の貯水位予測を実施し、ただし書き操作の必要性や開始時期について操作員の判断を支援するものである。 |
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| ダム・堰施設技術基準(案) |
| 《 説明文 》 |
| ダム、堰、水門等に設置する取水、制水、放流設備及びこれに関連する設備の設計、施工、検査及び保守管理に必要な技術的事項を定めた基準(案)である。(編集:ダム・堰技術基準委員会 発行:(一社)ダム・堰施設技術協会) |
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| ダム管理用制御処理設備 |
| 《 説明文 》 |
| ダムの放流設備を操作規則にもとづき確実かつ容易に操作するため、ダムの流水管理に関わる演算処理や放流設備の操作ならびに操作の支援を行うための設備のことである。略してダムコンという。 |
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| ダム放流量 |
| 《 説明文 》 |
| ダム管理者の判断によってダム貯水池から放流する水量であり、ゲート種別毎放流量と分水量(ダム管理者が行う分水量)の和で算出される。全放流量(発電や直接取水等の利水者による放流も含めてダム貯水池から放流する水量)とは区別して用いられる。 |
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| 多目的ダム |
| 《 説明文 》 |
| 洪水調節の他に利水目的も持つダムのことである。利水目的としては、工業用水、水道用水、かんがい用水の供給、発電等がある。利水目的を持たず、洪水調節のみを目的とするダムを治水ダムという。 |
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| 【ち】 |
| 治水基準点 |
| 《 説明文 》 |
| 河川全体で洪水を防御するための計画(ダム、遊水地建設、河川改修等)を作成するときに、治水上代表となる地点であり、この地点で基本高水流量や計画高水流量を定め、その河川の治水計画が作成される。大きな河川では、複数の基準地点が設定される。 |
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| 注水量 |
| 《 説明文 》 |
| 他流域からダム貯水池に導水される水量のことである。 |
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| 直接取水量 |
| 《 説明文 》 |
| 利水目的でダム貯水池から直接取水される水量のことである。 |
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| 貯水位 |
| 《 説明文 》 |
| ダム貯水池の水位のことである。貯水位はダム管理の基本となる重要データであり、貯水位をもとに流入量、放流量、貯水量等のダム水文量が算出される。 |
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| 貯水位平滑 |
| 《 説明文 》 |
| 貯水位計で計測した貯水位データ(計測貯水位)は、波浪等の影響を受けて数秒から数十分周期の振動が含まれている。貯水位平滑は、安定した貯水位データを得るため、振動除去を目的として行うものであり、数秒周期の振動を除去する1次平滑と、数分周期の振動を除去する2次平滑がある。1次平滑は、2秒毎30個の計測貯水位を用いて、移動平均により2秒毎に算出する。2次平滑は、1分毎N個(Nは1~10程度)の1次平滑貯水位を用いて、移動平均により1分毎に算出する。 |
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| 調整流量 |
| 《 説明文 》 |
| 全放流量と全流入量の差である。調整流量がマイナスのときはダムへの貯留、プラスのときはダムからの放流(補給)である。 |
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| 帳票作成機能 |
| 《 説明文 》 |
| ダムコンの機能の一つである。ダム管理では、操作記録、管理日・月・年報、洪水調節報告、異常・判定記録といった帳票があり、これら帳票をダムコンで作成するものである。ダムコン新仕様では、操作記録、異常・判定記録の帳票作成が基本機能であり、その他の帳票作成はオプション機能である。 |
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| 【て】 |
| TCP/IPプロトコル |
| 《 説明文 》 |
| Transmission Control Protocol/Internet Protocol インターネットやイントラネットで標準的に使われる通信プロトコルのことである。通信プロトコルとはパソコン同士が通信するときの手順や方法の決まりで、通信されるデータにエラーがないかチェックするための方法や、圧縮の方式などが決められている。TCP/IPは、米国防総省の資金援助によるネットワークプロジェクトDARPANET(Defense Advanced Research Project Agency Network)で開発された。 |
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| ティーセン係数 |
| 《 説明文 》 |
| ダム流域に雨量観測所が複数ある場合に、流域平均雨量を算出するための係数である。ティーセン係数は、ティーセン分割により求められる各雨量観測所支配面積と全流域面積の比率である。なお、ダムコン標準仕様では、あらゆる欠測局の組み合わせでティーセン係数を求め、あらかじめダムコンに登録するものとしている。 |
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| 定開度放流方式 |
| 《 説明文 》 |
| ダムコンによりダムから放流する場合の放流方式の一つである。洪水調節時や洪水調節後の水位低下時に適用され、ゲート開度を一定値に維持するものである。 |
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| 定水位放流方式 |
| 《 説明文 》 |
| ダムコンによりダムから放流する場合の放流方式の一つである。主として平常時の水位維持や洪水初期のすりつけ操作に適用され、水位偏差方式と不感帯方式がある。水位偏差方式は、操作員が設定した貯水位を上限とする許容水位幅内に貯水位を維持するものである。不感帯方式は、操作員が設定した貯水位を中心とする不感帯内に貯水位を維持するものである。 |
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| 定率定量放流方式 |
| 《 説明文 》 |
| ダムコンによりダムから放流する場合の放流方式の一つである。洪水調節時に適用され、全流入量が増加中は、全流入量に対して一定比率を乗じた流量を放流し(定率)、全流入量がピークに達してから全流入量と全放流量が等しくなるまでは、全流入量ピーク時の全放流量を継続して放流する(定量)ものである。 |
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| テレメータ |
| 《 説明文 》 |
| telemeter 遠隔地で取得したデータを通信回線を利用して遠隔地からデータを転送するための装置のことである。ダム管理では、ダム上流域の観測雨量や上下流河川の観測水位をダム管理所で把握するため、ダム管理所に設置したテレメータ監視装置からの呼出により、各観測局のテレメータ観測装置が雨量、水位観測データを送信する。通信回線は無線を用いるのが一般的である。 |
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| 電気学会電気規格調査会標準規格 |
| 《 説明文 》 |
| 電気規格調査会により制定された、電気機械器具・材料などの標準規格である。制定にあたっては、電気一般・計器・機器をはじめ9領域について、関連する標準化委員会内に標準特別委員会を設置し、関連IEC規格との整合をはかりつつ行われる。 |
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| 電機設備技術基準 |
| 《 説明文 》 |
| 日本電気技術規格委員会(JESC)により、電気工作物の保安確保や電気関係事業の効率化を目途として、電気事業法に定める技術基準の性能規定化が図られたのを機に、中立、公正な立場から電力部門の民間規格・基準が策定されてものである。 |
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| 点検応急ガイド支援 |
| 《 説明文 》 |
| ダムコンをとりまく設備のうちとくにゲートバルブ操作を対象として設備や一部の機器に障害が発生したときの緊急操作や代替え操作などの応急措置を操作員に対してガイドする応急ガイド機能及び設備機器の定期点検項目、点検時期、点検結果の履歴蓄積を行い、今後のダムコンの効率的な維持管理をガイドする点検ガイド機能のことである。 |
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| 電力放流量 |
| 《 説明文 》 |
| 他機関による発電や管理用発電によってダムから放流する水量。 |
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| 電話応答通報装置 |
| 《 説明文 》 |
| 外部からの呼び出し信号に対し自動受信し、外部機器からの入力データを音声合成を用いて応答する遠方監視装置である。また、入力データが設定した警戒値に達すると、指定された通報先に警戒メッセージを自動的に通報する。 |
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| 【と】 |
| 特定多目的ダム法 |
| 《 説明文 》 |
| 多目的ダムの建設及び管理に関し河川法(昭和39年法律第167号)の特例を定めるとともに、ダム使用権を創設し、もって多目的ダムの効用をすみやかに、かつ、十分に発揮させることを目的とする法律。 |
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| トルク |
| 《 説明文 》 |
| トルク(torque)は物体を回転させることができる力。ねじりモーメントとも呼ばれる。トルクは正確には力ではなく、力と距離の積で表される量(力のモーメント)である。力の単位はN(ニュートン)だが、トルクの単位はNm(ニュートン・メートル)である。 |
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