

一般社団法人 応用生態工学会では、本年令和6年(2024)より、応用生態工学会元会長で当センター元理事長の故廣瀬利雄氏のご遺志である応用生態工学の発展を実現するため、廣瀬賞、研究奨励賞および社会実践賞の3部門の表彰が設けられました。
当センターは、このうちの応用生態工学会での活動やその学術成果を社会事業に還元・実践する個人や団体を表彰する社会実践賞について、応用地質株式会社とともに受賞しました。
当センターと応用地質株式会社は、平成8年(1996)から約28年間に渡り、三春ダム貯水池および周辺地域における生態系や環境等の自主的な調査研究を継続しています。
当センターは、ダムや河川の開発によるダム湖とその周辺の生態環境や水環境、ダム下流河川環境に関する変化などについての調査研究を行い、これらの成果を国内外の学会や学術雑誌に多数発表しています。引き続きこれら調査研究活動を通じて、社会への貢献に取り組むとともに、応用生態分野の次世代研究者の育成支援にも取り組んでまいります。
廣瀬賞第1回受賞者
https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/eces2024/content/hirose_award
(廣瀬賞)
●神⼾⼤学⼤学院⼈間発達環境学研究科 教授 源 利⽂氏
(研究奨励賞)
●九州大学大学院農学研究院 助教 小山 彰彦氏
●国土交通省水管理・国土保全局河川環境課 係長 中島 颯大氏
●北海道立総合研究機構産業技術研究本部エネルギー・地質・環境研究所 三浦一輝氏
(社会実践賞)
●国立研究開発法人 土木研究所 自然共生研究センター
●九州⼤学 流域システム⼯学研究室
●応用地質株式会社・一般財団法人水源地環境センター